お正月の花と言えば・・・・ No.3 【福寿草】
- 公開日
- 2016/01/01
- 更新日
- 2016/01/01
お知らせ
福寿草の花と南天の実とセットで「難を転じて福となす」という縁起物として飾られます。名前も、めでたく「福寿(幸福と長寿)」です。
お正月に花屋さんで売られているものはハウス栽培されたものです。花芽は晩秋にできるのでその後約1ヶ月、寒さにあわせて室内にとりこんでおくとお正月頃に咲きます。
ふつうは咲き出すのは2月からです。
光や温度に非常に敏感で、昼間でも日がさえぎられると1〜2分で花がしぼみ、再び日があたります。いつの間にか花が開きます。寒い時期に咲くので、花びらを開閉することで花の中の温度を下げないようにしています。黄色のきれいな色の花です。
別名「元日草」(がんじつそう)や「朔日草」(ついたちそう)です。旧暦の正月(2月)頃に咲き出すことから新年を祝う花として、いろんなおめでたい良い名前がつけられています。
「朝日さす 老師が家や 福寿草」 与謝蕪村
「日のあたる 窓の硝子や 福寿草」 永井荷風
「水入りの 水をやりけり 福寿草」 正岡子規