お正月の食べ物といえば・・・ No,4 【おせち料理】
- 公開日
- 2014/01/03
- 更新日
- 2014/01/03
そのほか
おせち料理は中国から伝わってきました。今や、保存がきく作り置きの正月の料理となっています。
おせち料理の基本は、お屠蘇(とそ)、祝い肴三種(三つ肴)、雑煮、煮しめです。
地域や家庭によって入れるものが違うおせち料理ですが、それでもある程度共通している代表的な料理というものがあります。
それは「黒豆・数の子・田作り」の三種類の料理です。三つ肴です。
◇ 黒豆
黒豆の「黒」には、邪気を払って不老長寿をもたらしてくれる色という意味があります。そして、家族が1年間「まめ」に働けますようにとの意味が込められています。
◇ 数の子
数の子はニシンの卵で、一腹にたくさんの卵がつまっていて粒の多いところから、子宝に恵まれますように、子孫が繁栄しますように、との願いが込められています。
◇ 田つくり
各家庭の味が出る「田作り」は、地方によって呼び方が違うので「ごまめ」と呼ぶところもあるでしょう。
片口イワシの稚魚を素干しにしたものを甘辛く炒め煮する「田作り」には、豊作祈願の意味が込められています。また、魚なのに「田作り」という名前になったのは、今年も無事に良い米が取れますようにという願いから「田作り」と呼ばれるようになったそうです。