学校日記

2月の花  No.3  【白梅・紅梅・豊後梅】

公開日
2014/02/16
更新日
2014/02/16

お知らせ

 1月中旬頃から咲き出すものと3月中旬頃から咲き出すものなどさまざまですが、2月頃には梅の便りがあちこちで聞かれます。桜とちがって、咲き方も散り方もゆっくりです。木の花がほとんど咲いていない冬に、「ついに梅が咲き出したか♪」という春の訪れによく使われます。

 中国原産です。奈良時代の遣隋使(けんずいし)または遣唐使(けんとうし)が中国から持ち帰ったらしいと言われています。「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると紅梅がもてはやされました。万葉集では梅については百首以上が詠まれており、植物の中では萩に次いで多いです。

 江戸時代には、各藩が非常食として梅干を作ることを奨励したため、梅林が全国で見られるようになりました。ちなみに「梅雨(つゆ)」の名の由来は、梅の実がなる頃に雨が多いからだと言われています。

 写真は左から白梅、紅梅、豊後梅です。