立春なのに寒いのは? 「立春大吉」って?
- 公開日
- 2016/02/04
- 更新日
- 2016/02/04
そのほか
立春には春という字が含まれますから、一見すると寒かった冬は終わり花が咲き、気温の穏やかな日々をイメージしてしまいがちです。
しかし立春は正確には春が立つ、という意味で、立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていくという事なのです。
ところで、「立春大吉」という言葉をご存知ですか?
新しい一年を迎える立春にはその一年がいい年であるようにと願いを込めて、「立春大吉」と言う言葉を掲げます。
立春大吉は禅宗のお寺から来ている慣習なのだそうですが、この文字を縦に書くとある事に気付かれると思います。
立春大吉にはこんな逸話があります。その昔、立春大吉と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入った事がありました。ふと鬼が振り返ると、さっき入る時に見えた立春大吉の文字が見え(鬼から見て裏側から見ている)「まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行ってしまった、というものです。
これにより、立春大吉のお札を貼っていると厄除けになると言われているのです。