2015冬に流行しそうなウィルスは? No.4 【溶連菌ウィルス】
- 公開日
- 2015/11/15
- 更新日
- 2015/11/15
そのほか
■ 溶連菌とは
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群レンサ球菌による上気道の感染症。
レンサ球菌は菌の侵入部位や組織によって多彩な臨床症状を引き起こします。咽頭炎の場合は、38度以上の発熱、咽頭発赤、苺状の舌などの症状が典型的。
学童期の小児に多く見られ、まれに重症化して全身に発赤が広がる猩紅熱(しょうこうねつ)に移行することもあります。
■ 流行時期
6月と12月がピーク。今年の1月上旬以降、患者数は過去5年平均を上回っています。
■ 感染経路
患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる接触感染。
飛沫感染や接触感染が多いので、やはり感染予防の基本である「手洗い・うがい」を徹底しようと改めて思いました。普通の風邪に比べると、重症化したり、合併症を起こすこともあるウイルス感染症。甘く見ることなく、正しい基礎知識を持って、しっかり予防につとめたいものです。