チョコレートの語源は「苦い水」
- 公開日
- 2017/04/02
- 更新日
- 2017/04/02
そのほか
チョコレートの原形になるものは、メキシコのアズテック族によって作られた嗜好品で「チョコラトル」と呼ばれていた。
このチョコラトルという言葉の意味は「苦い水」。チョコラトルは、カカオ豆を砕いて煮た汁を冷やし、それにコショウなどの各種の香辛料で味付けしたものだったからである。
この苦い水を甘くしたのは、スペイン人たちであった。
中米を訪れた大航海時代の探検家たちが、疲労回復に効くと飲んだのだが、香辛料の苦さがどうも舌になじまない。そこで、香辛料と同じ分量の砂糖を入れて、飲みやすくしたのである。これが、後に固形化され、英語圏に伝わってから、「チョコレート」と呼ばれるようになった。