学校日記

魚はどれくらい食べ物の味がわかる?

公開日
2017/04/16
更新日
2017/04/16

そのほか

 魚の味覚の仕組みは、基本的に人間と同じで、「味蕾」(みらい)という細胞で味を感じる。しかも、普通の魚でも人間の7倍、味覚に敏感な魚だと、人間の60倍以上も敏感な味覚をもっている。
 ただ、味覚を感じる場所は人間とは違っていて、魚は舌よりも唇で味を感じている。そのため、魚は唇でツンツンとエサをつつくだけで味が分かる。釣りでいうと、魚が唇で味見している状態が「アタリ」である。だからアタリを感じただけで引き上げると、魚を逃がしてしまうことになる。
 また、魚は唇だけでなく、口内、ヒゲ、ヒレでも味覚を感じる。魚は体中で味わっているわけである。