「心太」と書いて、トコロテン
- 公開日
- 2017/04/19
- 更新日
- 2017/04/19
そのほか
「トコロテン」は、テングサなどの寒天質の海藻を煮て、箱に流し入れて冷やし固めたもののこと。漢字では、「心太」と書くが、その理由は意外と単純である。
トコロテンは、平安京の市ではすでに売られていたというほど、古くからある食品で、その時代は、原料のテングサのことを「ココロブト」と読んで、「心太」と漢字を当てていた。そのため、製品であるトコロテンのことも、原料と同じように「心太」と読んでいたのである。
「心太」の「太」をいくつしか「天」と誤って、ココロテンとなり、それがなまってトコロテンとなった。