学校日記

車の運転席の隣りを、なぜ「助手席」という?

公開日
2017/06/09
更新日
2017/06/09

そのほか

 車の運転席の隣りにあるシートは、ご存じのように「助手席」と呼ぶ。ラリーならそのとおりだろうが、サンデードライバーにとってはピンとこない。免許のない方向音痴が乗るのは当たり前、隣りでいびきをかかれるたびたびで、どこが「助手」なのかという感じである。
 しかし、この席を「助手席」と呼ぶには、歴史的な理由がある。かつてタクシーが登場してまもないころ、タクシー運転手の隣りには本当に助手が座っていたのである。当時はまだ車が特殊なメカのように見られていたから、運転の補佐をする助手が必要と思われていたのだ。
 助手席には、文字通りの意味があったわけだが、車の発達で助手の役目は、ほどどなくなった。そのうち、助手席・・・”○○○”と改名される日が来たりして・・・?