学校日記

なぜ、鼻の穴は2つある?

公開日
2017/06/27
更新日
2017/06/27

そのほか

 鼻の穴が2つあるのには、ちゃんと理由がある。1つでは、非常に不都合なことが起きるのである。
 まず、もし鼻の穴が1つだけだったら、空気を吸い込んだとき、その気流は乱気流となって、肺への移動が円滑に進まなくなる。
 また、空気を吸い込む際に、大きなエネルギーが必要となって、呼吸自体が相当の体力を消費する作業になってしまう。
 また、鼻の穴が1つしかないと、においをかぎ分けることもできなくなる。1つの穴にさまざまな臭気が流れ込んでくると、嗅覚はがくんと落ちるのだ。人間のにおいの楽しみ、腐敗臭を識別できるのは、鼻の穴が2つあることが、大きなポイントである。
 さらに、いうまでもないが、鼻の穴が1つだと、かぜをひいたときなど、詰まってしまってたいへんなことになる。