「いろは」が「アイウエオ」に取って代わられた理由
- 公開日
- 2017/07/19
- 更新日
- 2017/07/19
そのほか
江戸時代までは、日本人が何かに分類するときは、「いろは純順」が当たり前だった。それが「アイウエオ順」に取って代わられるようになったのは、明治時代に起こった仏教排撃運動に理由がある。
「いろはにほへと・・・・」という順は、「色はにほへど散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ・・・」という「いろは歌」からきているが、その内容は、仏教で言うところの諸行無常がテーマ。
これが、先の仏教排撃運動のターゲットのひとつとされ、しだいに「アイウエオ順」が使われるようになったのである。
ちなみに、電話帳が「いろは順」から「アイウエオ順」になったのは大正14年のこと。