昔の道具
- 公開日
- 2009/01/19
- 更新日
- 2009/01/19
門弟山の四季
昔の道具には、先人の知恵がつまっているのに、驚かされることがしばしばあります。上の写真の道具は、門弟山小に寄贈されているものです。使用したことも、見たこともないという人が多いと思います。
一つは、おひつ(ご飯を保存する器)をいれて、ふたをしてつかいます。保温性に優れています。ワラコ・イズミ・イレコなどと呼ばれていたそうです。もう一つは、腰蓑(みの)です。浦島太郎の挿絵に腰につけているのを見たことがありませんか。撥水性があり、防水性に優れています。背・肩・脛などいろいろな箇所につける蓑があります。全部つけるとすごい格好になり、体全体をすっぽり覆うことができます。
どちらも、稲わらで作られています。稲は米を採るだけではなかったのですね。