学校日記

今日の学習 「わからない」から広がること(6月11日)

公開日
2025/06/11
更新日
2025/06/11

授業の様子

 今日も朝から雨が降り、外での活動ができません。予報によると夜には一旦雨がやむとのことで、明日は運動場が使えることを期待しています。

 高学年の教室では、算数の分数の問題を解いている場面や理科の電気のキットを組み立てている場面を見ました。児童の声を聴くと、「わからない」「教えて」「助けてくれる?」などの声が児童からあがっていました。

 高学年になると、わからないこと、できないことが恥ずかしく、声に出せないことが多くみられる時期でもありますが、この「わからない」を伝えることによって、周りの友達が「どれどれ」、「どこがわからないか教えて」と声をかけにいく姿も見られました。「わからない」といった児童は、友達の説明や手助けにより「なるほど、そういうことか、ありがとう」と助けてくれた友達に伝えます。それを聴いた友達も気持ちよく自席に帰っていきました。学習内容の習得だけではなく、お互いの気持ち、人間関係の力にも成長を感じた場面でした。

 学習内容が難しくなるにつれて、すぐに理解することができない場面も多くなります。また、自分で自分のことをするためにも知らないことが多くあります。そんな中で「わからない」を伝えることができる児童、それを何らかの形で手助けできる児童を育てていきたいと考えています。さらに、「わからない」と伝えられる児童は主体的に学びたい児童でもあるととらえています。

 ただし、なにもかも手助けをしてもらえばよいというわけではありません。どんなところでつまずいているか、どこまで考えたかを説明しつつ、その先がわからないと伝えられるようになることも大切だと考えます。

 今後も「わからない」から広がる授業改善、児童理解を今後もすすめていきます。