学校日記

2025.4.18 全国学力学習状況調査のCBT化

公開日
2025/04/18
更新日
2025/04/17

校長室より

ご存じの通り、昨日(4/17)は、全国学力学習状況調査が全国的に実施され、本校も行いました。


今年度は、「国語」「数学」と、3年に一度実施される「理科」の教科調査、そして、学習意欲、学習方法、学習環境、生活の諸側面等に関する、質問調査が行われました(理科と質問調査は、14日(月)に実施済み)。


この中で、特筆すべきところは、教科調査「理科」において、初めて全問題を「CBT」(「Computer Based Testing」の略称。コンピューターを使用した試験方式)で行ったというところです。これまで教科調査は「PBT」(「Paper Based Testing」の略称。紙による試験方式)で、質問調査は令和6年度から、英語の「話すこと」も令和5年度のみ、オンラインで実施してきましたが、教科調査は今回の理科が初めての実施となったのです。


文部科学省の計画を見ると、令和8年度には、3年に一度実施される「英語」の教科調査を同様に全問題を「CBT」で実施し、令和9年度以降は、全ての教科(国語・数学・理科・英語)をCBTで実施する計画を示しています。


CBTによるメリットは、コスト削減、採点等の処理の時短、データの一元化等、様々なメリットが考えられることから、自然な流れなのかもしれませんが、時代は変わりつつありますね。


ちなみに、調査の目的は、以下の通りです(文部科学省HPより)。


義務教育の機会均等とその水準の維持・向上の観点から、

〇全国的な児童生徒の学力・学習状況を把握・分析することによって、国や全ての教育委員会における教育施策の成果と課題を分析し、その改善を図る

〇学校における個々の児童生徒への学習指導や学習状況の改善・充実等に役立てる

〇そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する


学校としては、二つ目の○と、三つ目の○が大切だと考えています。

したがって、夏以降に出される結果について、本校の傾向をつかみ、今後の指導に生かしていきたいと思います。


なお、既に、問題と正答例、解説資料が「国立教育政策研究所」のWebページに公開されています(以下参照)。

関心のある方は、ぜひ、ご覧になってはいかがでしょうか^^


令和7年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について:国立教育政策研究所