学校日記

2025.5.16 宿泊的行事の位置づけ

公開日
2025/05/16
更新日
2025/05/15

校長室より

今日から、2泊3日で、2年生の「自然教室」が、「国立若狭湾青少年自然の家」にて実施されています。


この「自然教室」。実は、実施するにも、根拠があります。

文部科学省が作成している「学習指導要領」の「第5章 特別活動」にある「2 各活動・学校行事の目標及び内容」には、以下のように明記されています。



〔学校行事〕 2 内容 ⑷ 旅行・集団宿泊的行事

平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、よりよい人間関係を築くなどの集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積むことができるようにすること。



項目には「集団宿泊的行事」とあるので、文中の「平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに」の「自然」は、本日からの「自然教室」等に、「文化」は、「修学旅行」等に、主に該当してきます。


なお、「学習指導要領」とは,教育基本法等の実現に向けて必要となる教育課程の基準を大綱的に定めるものであり、学校の教育水準を全国的に確保するために作られたものです。


したがって、こうしたものを根拠に、全国の学校が「自然教室」「修学旅行」を実施しているのです。


しかしながら、コロナの流行を境に、それらの考え方も少しずつ変化しているようで、中学校の宿泊学習は、県内では「2泊3日」が一般的(地域によっては「3泊4日」という学校もあり)ですが、1泊2日に短縮したり、中には「ねばならない規定」であることから、廃止した学校もあったりする(!)とのことで、時代の変化を感じるところです。


本校は、2泊3日の実施です。

今日から3日間、「平素と異なる生活環境にあって、見聞を広め、自然や文化などに親しむとともに、よりよい人間関係を築くなどの集団生活の在り方や公衆道徳などについての体験を積む」ことを目標に、思い出に残る若狭の日々にしていきます^^