学校日記

2025.5.23 価値付けやフィードバックの大切さ

公開日
2025/05/23
更新日
2025/05/23

校長室より

写真は、1年生の下駄箱に掲げてあるポスターです。1年生は、入学時から、下駄箱の靴の整頓等の整理整頓ができています。「当たり前」と言えば、当たり前ですが、学年300人の生徒が全員心がけるには、一人一人の意識をより高くもつことが必要になってきます。まさに、1年生の学年訓である「Harmony(調和)」のように、「よくできているな」と感心するところです。


ポスターは、そんな1年生の「がんばり」に対しての価値付けされたものですが、物事は「目標設定とフィードバックの大切さ」があります。以下に、改めて、なぜ大切なのかを確認したいと思います。



目標があると、「何を頑張ればよいのか」がイメージしやすくなります。また、達成のゴールをイメージすることで、日々の行動に意味が生まれ、目的意識をもって取り組むことができます。


「こんなふうにできるようになったね」と、具体的にフィードバックされることで、自身の成長を実感できます。これは、「自分もできるんだ」という自信の芽生えにつながります。


・もちろん、目標が達成できなかった場合は、原因を考えたり、どうすればよいのか考えたりする機会になります。「惜しいね」「もう少しだね」などのフィードバックがあることで、今後の目標設定や、課題解決のための方策を考える力を育むことができます。



がんばっていることに対して「がんばっているね」と認めてもらうことで、自己肯定感が育まれます。自己肯定感の高まりは、自信がつくとともに、心に余裕が生まれ、良好な人間関係作りにもつながり、さらには温かな集団になります。


気をつけなければならないのは、決して、できていない人に対して、強制的にやらさるのではなく、自主的に取り組めるよう、同調圧力とは異なる「みんなでやれたら素敵だよね」や、「こういうことができるときっと将来に役立つよね」という価値観をもてるように、心を耕すことです。


また、これらのことは、家庭教育でも応用できるものだと思っています。


学校の3つのキーワードの一つである、「凡事徹底」が、こうした形で、しっかり定着することを期待しています^^