2025.7.2 時間の意識
- 公開日
- 2025/07/02
- 更新日
- 2025/07/01
校長室より
朝、門で登校する生徒に挨拶をしながら立っていると、昨年度より、時間までに登校できない生徒が圧倒的に少なく、時間に対する意識が高まっていることがよく分かります。
先日の集会で話をした「非認知能力」の中で、特に高めたい力として「誠実性」(時間を守る等)を挙げましたが、しっかり守ることができている生徒が多いことを嬉しく思います。
日本では、約束の時間に「1分」でも遅れると「遅刻」と見なされる文化があります。そんなことから、当然、電車が1分遅れてホームに入ってくれば、「ご乗車の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました」とアナウンスが流れます。
では、世界を比べてみるといかがでしょうか。主な国で「遅刻」と感じる時間を並べてみると、以下の通りとなります。
日本 1〜5分 非常に厳格
ドイツ 5分以上 厳格
アメリカ 5〜10分 状況によるが比較的厳格
フランス 10〜15分 やや寛容
スペイン 15分以上 寛容
ブラジル 15〜30分 かなり寛容
インド 30分以上 非常に寛容
世界を見渡すと、随分幅の広い国民性が見て取れます。誰ですか?「インドに生まれたかったわー」と言っている古中生は(笑)。
「時間が守れる人」というのは、それだけで「信頼度」がかなり上がります。逆に、「守れない人」は、信頼度が下がります。
たかが「1分」かもしれませんが、「もうすぐチャイムがなるかも…」というタイミングで、走って門を通過する人を見ると、「そこにこだわることができる人なんだな」と安心します。
しかし、慌てると危ないので、余裕をもって登校してくださいね^^