学校運営協議会レポート(2)
- 公開日
- 2022/06/14
- 更新日
- 2022/06/14
学校運営協議会
【部活動の在り方に関する質疑応答1】
委:新聞やニュースでも取り上げられていますが、学校部活動はどうなるのですか。
学:スポーツ庁からは「令和5年度から部活動を学校から地域に移行する」ことが通知されています。
委:なぜ、地域に移行するのですか。
学:通知によると、少子化の影響ですでに全国各地で部活動の廃部が広がってしまっており、今後はさらに少子化が進むことがわかっているため、地域単位で活動する仕組みをつくることが必要であることが示されています。
委:学校部活動を急に地域に移すことは本当にできるのですか。先生方に代わる指導者はいるのですか。
学:今すぐに地域の活動として地域が受けとめることはできないと思います。まずは地域の方に携わっていただきやすい休日の活動に限定して地域移行が進められるのだと思います。
委:平日は学校の先生が指導して休日は地域の指導者が指導するとなると、子どもたちはどっちの指導に従えばよいのか困惑しないですか。
学:「俺についてこい!」のような指導者主導型の指導を、教師も地域の指導者も行った場合、子どもたちの混乱を招くことになり兼ねないと思います。部活動を子どもたちの主体性や自治力を育むための取組として捉え、生徒主体型の活動としていくことで、付き添う大人が誰であろうと、生徒の成長につながる活動とすることができると思います。

