先日、3年生部員から後輩たちへの引継式を行いました。
引退ではなく引継です。
3年生一人一人から後輩たちに向けて言葉を残し、思いを引き継いでいくという式です。
毎年心に残る言葉を引き継いでくれます。

「はじめはさぼりぎみだったけど、目標がはっきりとできた時に、さぼっていた自分に後悔しました。目標をもとう。後悔しないよう毎日を大切に。」
「後輩に教えていたのに、自分はその後輩に記録を抜かれました。悔しかったけど最後まで頑張れました。悔しさのおかげで、後輩のおかげで県大会にいけたと思います。」

一人一人の言葉を聞き、それぞれの3年間のドラマがあったことを思い出しました。
毎朝のように同じ部員にモーニングコールをしたこと、
無断で休んでいる部員をしょっちゅう家まで迎えに行ったこと、
練習がはじまってもまだ寝ている部員を起こしに行き車中で一緒に朝食のパンをかじったこと、
小学生の時に陸上記録会の選手になれなかった悔しさをバネに休まずコツコツ努力した部員のこと、
スポ少で補欠となった野球を辞めて陸上の道を選び、当時レギュラーだったライバルに負けまいと頑張って県大会出場を決めた部員のこと、
競技場で居残り練習がしたいというので昼飯にコンビニおにぎりを買ってあげて一緒に食べて練習しまくったこと…。

みんな本当にありがとう。
宮田中陸上部は確実に君たちのおかげで一歩前進することができました。
君たちが抜けた後も、後輩たちはさらに高いところを目指して頑張ってくれるはずです。
先生が責任をもって見届けます。
いつまでも応援してあげてください。

県大会が残っている3年生、みんなの思いを胸に、明後日の県大会は全てを出し切って頑張るぞ！