「倍返し」こんな言葉認めるのですか?子供達は都合の良い風に理解し使います。
- 公開日
- 2013/08/02
- 更新日
- 2013/08/02
校長室から
「倍返し」最近テレビでよく流れている言葉です。非常に心配します。この言葉が流行語にでも入るようなら日本も世も末ではないでしょうか・・・。
人は許すということから仲良くやっていくすべを知っているのです。五分五分で「痛み分け」ということも知っています。もっと言うなら、けんかした時は、相手ばかりを責めず、自分にも非があったのではないかと反省もします。そこに仲直りという言葉が出ます。それを倍返しという言葉は一蹴しそうで怖いのです。
この倍返しでは、ひどい時、例えば、ケンカなどでは、エスカレートして、とんでもない惨事を招くことにもなります。思い出したくない過去に起きた事件まで思い出してしまいます。
番組制作の方は本当に子供達のことを考えているのでしょうか。またその言葉の影響力に責任をもつべきではないでしょうか。
「倍返し」という言葉に懸念を抱いているのは私一人ではないと思います。(最近ではテレビ番組では10倍返しとなっています)少なくとも本校の生徒には相手を許す大切さを話していきたいと思います。