誤報は避けて通れない。怖いのは信じない心!
- 公開日
- 2013/08/09
- 更新日
- 2013/08/09
校長室から
昨日、みなさんの携帯電話は鳴らなかったですか?気象庁は奈良県と大阪府で震度6弱から7程度の揺れを予想し、関東甲信から九州までの広範囲に緊急地震速報を発表しました。しかし、実際は震度1以上の体に感じる揺れを観測した場所はなかったです。気象庁のお偉いさんらは同日会見し、「予想は過大で、広範囲でご迷惑をかけました。誤報を深く肝に銘じておわびし、再発防止に努めます」と謝罪されていました。
しかし、これは責められることではありません。日本はとんでもないことに挑戦しようとしているのです。誰もできないとされた地震予報に真っ正面から取り組んで、確実でもないのですが、それでも、本当にあった時、役に立つだろうからと実施している代物(しろもの)なんです。日進月歩の研究を重ねているのが今なんです。責めてはいけません。責めたら、気象庁も失敗を恐れ、怖くて速報が出せません。
そして、次にまた速報が出た時、「今度は来る!」と思っていただきたいです。怖いのは信じない心です。頑張れ、日本、頑張れ気象庁!誤報は今の段階では避けて通れないものだ!

