この暑い中で、何故におでん?
- 公開日
- 2013/10/02
- 更新日
- 2013/10/02
校長室から
コンビニに行くと、もうおでんが置いてあります。と、言うより8月よりあります。おでんと言えば冬の寒い中で熱燗と一緒にやるものではないでしょうか。「まだ、夏だぞ〜」と思うのですが、何故に夏からおでんをコンビニに置くのでしょうか。調べてみました!
■:気温ではなく、体感温度!
コンビニのおでんがもっとも売れるのは、本格的な寒気がやってくる毎年10月末から11月下旬、東京や大阪で木枯らし1号が発表されるころです。
気温で言えば、18度を下回るころ。夏場は基本的には売れないらしいです。この傾向は昔から変わっていません。しかし、おでんは“寒さを感じたときに売り上げが伸びる”食べ物だそうです!
そこで問題となるのは体感温度です。お盆を過ぎた頃から、翌年の1月下旬にかけて徐々に最高気温、最低気温ともに下がっていきます。ばらつきはあるものの、この時期から体感的に昨日よりも今日の方が涼しいな、と感じことが多くなります。そうすると、自然と「温かいものを食べたい!」という欲求が芽生えるのです。
つまり、外気温が少しでも変化すると体は温かいものを食べたり、冷たいものを食べたりして体の温度を調整しようとするわけです。
■:カロリーが低い!
もうひとつのわけとは、ずばり“おでんのカロリー”にあるというのです! おでんの具と言えば、こんにゃく、だいこん、ロールキャベツなどカロリーの低い食べ物がほとんどです。実は、低カロリーな食べ物はもともと冬よりも夏に向いている食べ物なんです。夏はカロリーの高いものは控える傾向が強いのです。熱帯の国タイ・バンコクの日系コンビ二でも、日本とほぼ変わらないスタイルのおでんは常に人気なのだそう。
夏なのにコンビ二でおでんが売られているのには理由があったんですね。実に本能的な行動なんです。どうやらコンビ二業界は、わたしたちの“無意識なニーズ”をしっかりとマーケティングしているみたいですね。