校長です。学生時代、友達と話をした思い出があります。
校長です。夜の神田川の上に造られた公園での話です。
校長です。みんなでわいわいやっていて彼が急にいなくなりました。
校長です。彼は砂場で一人で山をつくっていました。
校長です。「彼女がいたならもっと高く造れたのに」と言います。
校長です。去った彼女はこんな彼を知っていたのでしょうか。

校長です。学生時代、知り合いのカップルがいました。
校長です。彼は大学生で、彼女は社会人でした。
校長です。彼女が会社で新しい彼ができてしまうのです。
校長です。そして悲しい別れが訪れます。
校長です。さよなら言われた彼はある大学の剣道部の主将でした。
校長です。それから彼女を忘れようと彼は行動します。
校長です。駅前で１週間、北風に吹かれ靴磨きをしていました。
校長です。去った彼女はこんな彼の一面知っていたのでしょうか。

校長です。学生時代、友達には素晴らしい彼女がいました。
校長です。彼にはもったいない彼女でした。
校長です。ある日、海外青年隊で彼女が船で出港でした。
校長です。彼は見送りのため港まで飛ばしました。
校長です。でも船は遠くに出た後でした。
校長です。彼はがっかりしてひざまずいていました。
校長です。ずーっと船が見えなくなるまで見ていました。
校長です。彼女は青年隊で知り合った方と結婚しました。
校長です。去った彼女はあの時の彼を知っていたのでしょうか。

校長です・・・、校長です。