学校日記

ドラフトで指名された選手の歩み 「ドラフト緊急生特番」より

公開日
2014/10/24
更新日
2014/10/24

校長室から

昨夜、CBCテレビで「ドラフト緊急生特番」が放送されていました。亜細亜大学の山崎康晃君は母と姉の3人家族でした。母・ベリアさんは19歳にフィリピンから来日し、結婚、そして女の子と男の子を授かるのですが、やがて離婚されるのです。外国人の母親一人で子供2人を育てるのは大変でした。昼間はもちろん、夜も飲み屋さんで働かれました。康晃さんはそんな酒場で働く母が嫌で、八つ当たることも何度もあったそうです。

それでも母・ベリアさんは必死に働き、息子康晃さんを大学まで出すのです。康晃さんは寮に入るため家を出ますが、家を出る前に、近所のみなさんに「母と姉をよろしくおねがいします」と一軒一軒、あいさつして回ったのです。

それだけではありません。康晃さんは母への感謝の気持ちは決して忘れなかったようで、プロ野球選手になり『早く楽にしてあげたい』いつも思っていたそうです。彼は頑張り続け、そしてドラフトの日、みごと横い浜DeNAに一位指名されました。

テレビに映ったお母さん、隣に映ったお姉さんはいつも彼を見守ってきただけにすごく嬉しかったのではないでしょうか。夢を追いかけた一人の若者、そしてそれを支えた母と姉。涙無しでは観られませんでした。是非、山崎康晃選手の名前、覚えておいてください。