学校日記

ツバメの巣を守りたい(3年生)

公開日
2015/06/02
更新日
2015/06/02

3年生

3年生のげた箱に、ツバメが巣を作りました。
普段はよっぽど大丈夫なのですが、週末になると、げた箱の扉が閉じられ、親鳥が巣に戻れなくなってしまいます。

3年生で級長会を開きました。

「週末のげた箱を開けっ放しにしたらどうかな。」

「夜に不審者が入り込むかもしれないよ・・・。」

「そうそう、スリッパにいたずらされるかもしれないし・・・。」

「スリッパを教室に置いて、げた箱に何もない状態にすればいいんじゃない?」

「強制的にスリッパを置いておくってことにすると、嫌がる人も出てきそう・・・。」

「いたずらが心配な人は教室で、大丈夫と思う人はげた箱に置いておくっていう選択制にしようか。」

「なんか教室に置いておく人が、みんなを信じてないみたいな感じになるなぁ。」

「ん〜・・・、どうしよう。」

「・・・きっと、げた箱に置いておいても、いたずらなんかされないんじゃないかな。」

「うん、ツバメの巣を大事にしたいっていうことをきちんと話せば、きっと大丈夫だと思う、ぜったい大丈夫!」

「じゃあ、明日の朝STで、きちんとみんなに思いを伝えて理解してもらおう!」

10分ほどの級長会でのやりとりでした。
ツバメの命を大切にする、仲間を信じる、誠実な思いはきっと伝わる、などのことがつまった10分間でした。

週が明けた朝、開けっ放しにしたげた箱は、無事、いつも通りのさわやかな朝を迎えることができました。