学校日記

管内駅伝の裏側

公開日
2015/10/11
更新日
2015/10/11

その他

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管内駅伝大会ご苦労様でした。選手が走るたびにいろんな想いで応援していました。

男子の1区、宮田真伎君、彼が3位で戻ってきたのには涙が出ました。それは彼の歩んできたこの2年間を知っているからです。小学校の時から、お兄さんの強さもあり、長距離界の活躍を期待され入学してきました。しかし、現実、待っていたものは厳しいものがありました。中学校1年時、体を壊してしまうのです。多くの苦難が彼を襲いました。彼はある時は、グランドで走る友達に声援を送り、ある時はついて行けない集団に置き去りになりながら走っていました。管内陸上大会でも『こんなはずではない』と何度も自問を投げかけて走ったと思います。あまりにも長く続く不調に『陸上を辞めたい』と何度も思ったと思います。今年の6月までは地獄の毎日だったと思います。それが、今日、トップ集団で走り切ったのです。『長かった、辛かった』、彼の喜びが手に取るようにわかりました。チームのみんなも口にしませんが、誰もが知っていることです。彼の力走に改めて拍手を送りたいです。

2区、守屋多朗汰君、よく走りました。この区はセカンドエースがエントリーしてくるのです。とてつもなく速いペースで上位チームは組んできます。ここでピタッとついてきた彼の実力に感謝しました。金曜日に彼と「ようやく、運動でも学校に貢献できる日がきたな」と話したらにこっと笑ってくれました。大会後、一番下の幼い弟さんが足にしがみついて、お兄ちゃんの健闘を労(ねぎら)うように甘えていたのが印象的です。

3区、小島拓君は救世主でした。強いとは思ってはいましたが、こんなに強い選手とは・・・。高校でも走ったなら、すごい選手になる気がしました。一気に抜き去り、グランドに1位で戻ってきました。多分、新記録ではないでしょうか。グランドに戻ってきた時、「トップ入ります!68番、宮田」と放送され観客席から「お〜」の歓声が上がりました。それほど強さを見せつけた走りと、宮田という学校を認めさせたという感じでした。

4区岩田啓志君、木曜日に、足をつって、3年生が練習後に、心配して声をかけていました。詰められはしたものの、よく逃げ切ってきました。彼も多くの苦難を乗り越えてここまできたと思います。走れなかった日、じっと耐えていた姿、覚えています。

5区伊藤鼓君、1年生で一人メンバーに入っていました。緊張したでしょう。古知野中も遅い選手など一人もいません。抜かれはしましたが必死によく走ってくれました。1年生であれだけ走れればすごいもんです。伊藤君を目標に一年生が伸びていくのが楽しみです。

6区浅野海人君、今までチームをまとめ役として頑張ってきた彼にアンカーを託(たく)したのです。よく走って、そのままゴールに飛び込んできました。彼も3年生になり、記録が出ずに悩んだ一人です。特に管内陸上の時は辛かったと思います。今日はかっこよかったです。

みんな、本当にご苦労様、おめでとうございます!そして、一緒に練習に参加し選手を支えてくれた多くの生徒に感謝します。ありがとうございました!そして来年度の戦いはもう始まったことも1・2年生に伝えたいです。期待してます!