学校日記

沢田知可子さん 「会いたい」 今日の空に思い出します

公開日
2015/10/28
更新日
2015/10/28

校長室から

今日の空はもう冬が近付いてくる予感のする淋しい空となりました。こんな日は沢田知可子さんの「会いたい」の曲が自然に浮かび上がってきます。

この曲は高校の同級生として同じ教室で勉強していた二人に恋が芽生え、そして卒業しても二人の付き合いは続きます。
「ビルが見える教室でふたりは机並べて同じ月日を過ごした」

「卒業しても私を 子供扱いしたよね 遠くへ行くなよ と 半分笑って 半分 真顔で 抱き寄せた 」

ところがある冬の夜、彼は突然亡くなってしまうのです。
「低い雲を広げた 冬の夜 あなた 夢のように死んでしまったの」

一人残された彼女は苦しい日々が続きます。彼との思い出が何度も浮かんでくるのです。彼が言った言葉、「遠くへ行くなよ」が今になって『そう言ったあなたが遠くへ行ってしまった・・・。』と余計に苦しめています。

彼と約束していたことがあったのです。
「今年も海へ行こうね」
「いっぱい映画を観ようね」
『そう言ってくれた彼がもういない・・・』彼女は彼の死を受け入れることができていないのがよくわかります。そしていつも「会いたい・・・」と下向いてしまうのです。

彼と行った海辺を彼女は一人歩きます。
「波打ち際すすんでは 不意にあきらめて戻る。海辺をただ独り 怒りたいのか 泣きたいのかわからずに 歩いてる」と綴(つづ)っています。

悲しい曲です。保護者の方々、高校時代を思い出しませんか?この曲が青春時代の切なさを連れてきませんか?(え!俺だけ?)
歌詞をここに全部、書くことができませんので、ユーチューブを使って聴いてください。
中学生の諸君には特に聴いてほしい曲です。

昨年度に続き載せてみました。