日本の魚が危ない『ハリヨ』
- 公開日
- 2015/11/28
- 更新日
- 2015/11/28
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みなさんはハリヨをご存じですか。全長5cm前後の小魚で、体に針をもっているのが特徴です。さらに驚くのは巣を作り、卵を育てることです。きれいな水にしか住めず、わき水を好みます。
昭和初期までは滋賀県、岐阜県、三重県で多く見れたのです。幼い頃、魚釣りしていてハリヨがかかると、『なんだハリヨかよ』とポイと捨てたぐらいです。ところが、最近は見なくなってしまい、今では絶滅危惧種に指定されています。それも絶滅状態に近いCRというランクなんです。
今、生息するのは滋賀県と岐阜の大垣市(さすが水の都)と言われ、大垣市は「市の魚」として大切にしています。もちろん捕ることはできず、売り買いもできません。
このように、日本からどんどん魚が消えていくことが心配です。ウナギまで絶滅危惧種に指定されるようになると、生き残る魚は外国からきた魚になるのでしょうか。