学校日記

東日本大震災から5年、成人式を迎えた階上(はしかみ)中学校卒業生達

公開日
2016/01/12
更新日
2016/01/12

校長室から

昨日は全国各地で成人式が行われました。東日本大震災時、中3だった生徒達も20歳を迎えたのです。震災直後に迎えた卒業式、気仙沼市立階上(はしかみ)中学校の卒業式答辞を読んだ梶原裕太さん、涙に声を詰まらせながらも、必死で訴えていた姿が忘れられません。

この大震災で多くの中学生が亡くなられているのです。本来、迎えるべき成人式には出ることができず、遺族の方々も淋しい気持ちでこの日を迎えられたと思うのです。『生きてさえいれば・・・。』さぞ悔しい気持ちと後悔の念で一杯だったと思います。そんな中、友達が、亡くなった友の遺影の写真を大切に抱え、成人式に出ていました。お父さんは「二次会でも三次会でも連れて行ってやってください」と言われました。涙が出ました。

震災では失うことも多かったと思うのです。ご両親を亡くされた方もみえるでしょう、全財産亡くなった方もみえるでしょう。でも、みんなが成長し立派な社会人となっているではありませんか。式に臨む姿はとても凛々しく見えました。

中学校の卒業式答辞を読んだ梶原裕太さんの最後の一文に

「父さん、お母さん、家族の皆さん、これからわたくしたちが歩んでいく姿を見守っていて下さい。必ず、よき社会人になります」

とあります。昨日、5年ぶりに見た梶原裕太さん、本当に立派な社会人になられていました。それが今度は嬉しくて嬉しくて、またまた涙、涙・・・。

※写真は当時の卒業式の様子です。体育館へ避難された方々がみえる中で卒業式が行われたのがわかります。亡くなられた遺影を抱き卒業式に臨まれたお父さんもみえました。そして右下は20歳になられた梶原さんです。