校長です・・・、校長です 634 【夢みる彼女の大好きな彼がインフルに!】
- 公開日
- 2016/02/09
- 更新日
- 2016/02/10
校長室から
校長です。大好きな彼がインフルエンザです。
校長です。夢みる彼女、朝、友達から聞いてが〜んです。
校長です。授業どころではありません。
校長です。『彼、苦しんでいるだろうな』
校長です。『できれば代わってあげたいわ』
校長です。そう言って代わった方など誰もいません。
校長です。授業中、大妄想です。
校長です。『可哀想・・・。』
校長です。『きっと私のこと思い出して泣いてるわ』(おぃ)
校長です。『うぅ・・、うぅ・・って』
校長です。泣いているのは授業中のアナタだけだと思います。
校長です。夢みる彼女、給食のパンをふと思い出したのです。
校長です。『そうだ、パンを家に持って行かなくては』
校長です。『何かに包んで届けるの』
校長です。『これアナタの給食パンよって』
校長です。何時代の話でしょう、第一、今日はご飯です。
校長です。ぽつんと空いた彼の席を見て思うのです。
校長です。『一体、誰からインフルもらったのだろう』
校長です。『あれ、隣の女も欠席?』
校長です。『どう言う関係?』
校長です。『まさか付き合っているのではないでしょうね』
校長です。アナタはインフルを心配していたのと違いますか。
校長です。授業中にひらめくのです。
校長です。『そうだノートをとってあげよう』
校長です。『彼、きっと喜ぶわ』
校長です。『自分のと二人分、大変〜!』
校長です。先生、彼女の学習変貌ぶりに二重丸です。(おぃ)
校長です。このインフルでなんとか近付きたい彼女です。
校長です。『このノートの最後に大丈夫?って書くの』
校長です。『メールアドレス書いておくの』
校長です。『大丈夫ならメールよこせ!って』
校長です。『男ってこんなのに弱いのよね』
校長です。それは弱いのでなくアナタが無茶、怖いのです。
校長です。でも問題はどうやってノートを届けるかです。
校長です。『そうだ、パンを持っ行く時でいいじゃん』
校長です。『なんて自然なんだろう』
校長です。『給食のパンです、あ!ノートもとっておきましたと』
校長です。『お母さん、言われるの』
校長です。『何て優しい子なのって』
校長です。『是非、息子の嫁さんになってほしいって』
校長です。『私、困っちゃう、まだ中学生だし・・・。』
校長です。『家の両親の考えも聞いてみないと・・・。』
校長です。大妄想中ごめんなさい・・・、今日はご飯、ご飯です。
校長です・・・、校長です。