学校日記

校長です・・・、校長です 656 【遊ぼうよ】

公開日
2016/03/09
更新日
2016/03/09

校長室から

校長です。風が吹くと桶屋(おけや)が儲かるといいます。
校長です。今では過去の言葉です。
校長です。意味は風で砂などが舞い上がるのです。
校長です。そしてそれで失明する人が出ます。
校長です。そうなると音曲で生計を立てる人が出ます。
校長です。そこで三味線を習うのです。
校長です。そうなると三味線には猫の皮が必要です。
校長です。多くの猫がいなくなり、ネズミが増えるのです。
校長です。ネズミは手当たり次第、桶をかじるのです。
校長です。だから風が吹けばと・・・となるのです。

校長です。幼い頃、近くの神社などで遊んだ思い出ありますか。
校長です。この遊び、実に大切なのです。
校長です。子供は遊ぶことが仕事だとよく言われたものです。
校長です。例えばチーム決めなど、自分たちで決めます。
校長です。そこは均等に、うまく決めます。
校長です。一人一人の力をみんなで分析しているのです。
校長です。それだけ友達の性格、能力をよく知っているのです。

校長です。例えば缶蹴りの鬼です。
校長です。いつまでも終わりのない鬼なんです。
校長です。鬼をやる者、逃げる者、想いがあるのです。
校長です。どうしたら相手が傷つかないか考えてるのです。
校長です。遊びはものすごく大切なんです。

校長です。この遊びには大人がいないのです。
校長です。自分たちで良し悪しの判断をしていくのです。
校長です。みんなが悲しまないところに落としていくのです。
校長です。時には涙流すようなことも、もちろんあります。

校長です。今の子達は遊びを知らすに中学生になってくるのです。
校長です。遊んでも親や先生の見えるところで遊んできたのです。
校長です。友達との本当の関わり方もあまり体験していません。
校長です。大切なことを学ぶ前に親、教師がジャッジしているのです。

校長です。遊びを知らない子が中学校に入ると大変です。
校長です。傷付きやすいことも平気でやってしまう子もいます。
校長です。傷付けられた方にも修正能力があまりないのです。
校長です。一つ間違うと大変な結果となります。

校長です。では何故、小学生は遊ばなくなったのでしょう。
校長です。場所がない、時間が無い、多くのことがあります。
校長です。もっとも大きいのは変質者です。
校長です。自分も子供が小さい頃、絶対、隣にいました。
校長です。この変質者の存在が怖かったです。

校長です。風が吹けば桶屋が儲かる。
校長です。変質者が増えれば、精神的に悩む中学生が増える。
校長です。一部は当たっていると思います。

校長です・・・、校長です。