0.9秒の奇跡:あきらめたらそこで試合終了です
- 公開日
- 2016/06/10
- 更新日
- 2016/06/10
校長室から
「あきらめたらそこで試合終了です」
6月5日に行われた、山口県の女子バスケットボール・インターハイ県大会決勝戦でのことでした。紺色のユニフォームが誠英高校と白色のユニフォームが徳山商工高校が接戦を演じます。
試合時間残り「0.9秒」で63対63の同点という緊迫した場面で誠英に2本のフリースローが与えられました。まず落ち着いて1本を決め、1点勝ち越した誠英です。大きな歓声があがり、ベンチはもう優勝した騒ぎです。フリースローを決めた選手は涙を流していました。
さらに2本目のフリースローでも冷静にシュートを決めます。これで会場のみんなは誠英の勝ちと思ったでしょう。誠英のベンチが勝ちを確信して、歓喜に沸いていました。
残り時間はたったの「0.9秒」。
そこで奇跡が起きたのです。エンドライン外からボールをもらった9番の西田選手が超ロングシュートを放つのです。センター近くからシュートを放つのです。シュートを放った瞬間に試合の終わりを告げるブザーです。バスケットボールはブザーが鳴っても、その前に放ったシュートは得点と見なされるのですが、放った瞬間、審判はスリーポイントシュートのコール、そしてそのボールがゴールにスポッと入るのです。
65対66 で 徳山商工が見事な逆転勝ちしたのです!!
誠英の勝ちが決まったかと思われた試合をひっくり返して66対65、徳山商工の大逆転勝利!です。
西田選手言ってました。「シュート打てるよ、と聞こえた」「あきらめたらそこで終了だった・・・。」と。
まさにスラムダンク・安西先生「諦めたらそこで試合終了ですよ」のその一言のゲームでした。こゲームは「0.9秒の奇跡」としてユーチューブで話題になっています。
※写真は歓喜に沸く徳山商高の選手達と呆然(ぼうぜん)とする誠英の選手です。手前の誠英の応援団も呆然としているのがわかります。
「0.9秒の奇跡」と打つと映像が観られます!