室伏広治（むろふしこうじ）選手が引退です。2004年アテネオリンピック金メダル受賞、2012年ロンドンオリンピック銅メダル受賞の室伏選手が静かに引退します。

リオデジャネイロ・オリンピック代表選考会で華やかな選手達の陰で、３本目を投げ、ファウルをしっかり見守った後、観客に手を挙げ、笑顔でそっと去られました。自分が慣れ親しんだこの瑞穂の地を最後と決めてみえたのでしょうか・・・。

丁度、テレビ解説に出てみえた「アジアの鉄人」こと、お父さんの室伏重信さん、息子の引退表明を知らされ、「まったく知らなかった。最初から決めていたのか・・・」とぼう然とした表情でした。

室伏選手、父親にも相談することなく、現役を引退する決意だったのでしょうか。日本陸上の第一人者として期待され続けるのも我々にはわからない辛さがあったかもしれません。
今まで日本に陸上を引っ張ってきた室伏選手、本当にご苦労さまでした。金メダリストが静かにグランドを去ります。こんなあっけないものなんでしょうか・・・。