校長です・・・、校長です 762 【突然、目の前に現れた彼】!
- 公開日
- 2016/07/30
- 更新日
- 2016/07/30
校長室から
校長です。夢みる彼女、今日は吹奏楽コンクールです。
校長です。なんと、そこへ彼が友達と会場に現れたのです。
校長です。『え〜!?なんで、なんで、なんで?』
校長です。『なんでだろう〜、なんでだろう〜♪』
校長です。「なんで、なんで、なんでだろう〜♪」
校長です。手、腰まで動かし歌ってる時ではないとです。
校長です。彼女、我に返ります。
校長です。何と言っても今日は大切なコンクールの日なんです。
校長です。『カガミ、カガミ』
校長です。『髪型いいかな』
校長です。『うん、何とか大丈夫』
校長です。我に返り、どこに返っているのでしょう。
校長です。夢みる彼女、張り切ってしまいます。
校長です。『理由はわからないけど、とにかく嬉しい』
校長です。『もう張り切っちゃう』
校長です。『みんな音、抑えてね、私、大きくいくからね』
校長です。いつからあなたのソロステージに変わったのでしょうか。
校長です。演奏中、もうドキドキ感で一杯です。
校長です。『今日だけは彼のこと忘れようと思ったのに』
校長です。『あなたは魔法のタクトの持ち主』
校長です。『私を最大にやる気にさせる』
校長です。顧問の先生、聞いたら怒るよ。
校長です。演奏が終了しました。
校長です。『彼に何て言おうかな』
校長です。『今日は聴きに来てくれてありがとうかな』
校長です。『彼、言うの』
校長です。『君の音色に俺の心も染まってしまうよ』
校長です。『これって恋の序曲と言うのかな』
校長です。恋の終曲ということもあります。
校長です。でも話すことなく彼、帰ってしまいました。
校長です。『神様、どうして彼が来たのですか?』
校長です。『何故、私の前に現れたのですか?』
校長です。今日は切ない彼女、いじれないとです。
校長です・・・、校長です。