学校日記

高校野球を語ろう (5)

公開日
2016/08/01
更新日
2016/08/01

校長室から

来週の日曜日から甲子園が始まります。もう、甲子園練習に参加している学校も多いです。でもいつも思うのですが、この甲子園、一体いくらかかるのでしょう。調べてみました。

監督1名・部長1名・ベンチ入り選手18名までは、主催者(夏の大会は朝日新聞社)が旅費と滞在費を支給してくれるのです。これは意外でした。新聞社、太っ腹です。

旅費は代表校の所在地から大阪までの往復普通乗車運賃(新幹線、特急、急行料金を含む)
が、沖縄や北海道代表校には航空運賃も支給です。さらに、滞在費も抽選日からその学校の最終試合日までの日数に対し、1日1人3,000円が補助として頂けるそうです。

と、考えると、『なんだ学校はあまり金はかからないではないか』と考えがちですが、甘いとです。まず、宿泊費がないのです。一人当たり、最低7500円は必要と思います。それにベンチ入りの人数だけでなく、ほかの野球部員も当然、連れて行くと思います。100人いると7500円×100人×5日間として375万、そこに昼食・・・。一回戦が始まるまでにこれだけ最低で必要です。

そこに、さらに応援全員の入場料、アルプスなら600円です。これを生徒に出させるわけにはいかないと思います。さらに、メガホン、タオルなどの応援グッズ、ここらで教頭先生の頭が狂って狂頭先生になりかねないのです。(おぃ)

勝ち進むと、応援団、チアガール、吹奏楽部の宿泊も出て来ると考えられます。(遠いところなら泊まった方が安いケースもあります。それに日程的なことも・・・。)

そこでアバウトですが、いくらかかるのかと言われると、だいたい、1試合1千万というのが相場らしいです。 2試合で2千万、決勝までいくと6試合で6千万なんです。これは卒業生に頼むしかないのです。卒業生もたまったものではないではないでしょうか。でも嬉しい悲鳴か・・・。

それとバスなどは選手の家庭が皆さんに応援にきてほしくチャーターされることもよく聞く話です。恐るべし、高校野球・・・。