学校日記

いじられキャラの本音

公開日
2016/12/06
更新日
2016/12/06

校長室から

中日新聞12月5日(月)朝刊5面の「発言」コーナーに大学生の川崎裕太さんの意見が載っており読ませていただきました。紹介します。

『中学生ぐらいのころから、小さいながらも集団という組織を意識するようになる。学校という大きな枠組みがあって、その中にクラスや部活などの小さなグループが存在する。いろいろなグループに属しているうちに、役目が変わってくることが多い。笑わせ役、まとめ役、癒し系のキャラ、そしていじられキャラ。私の場合は、いじられキャラが定位置だ。

その中であることに気付いた。いじることに対して理解している人と誤解している人がいることだ。前者には配慮があり、限度を分かっていて一線を越えることはない。しかし、後者は「こいつは何を言っても許される」「笑わせてやっているのだからありがたく思え」といわんばかりの態度であることが多い。

一線を越えればそれは笑いでなく苦痛であり、いじめとみられてもおかしくなくなってしまう。グループ内での円滑で楽しい生活を望むのであれば、一定の思いやりと自分を振り返る謙虚さが必要だろう。』

川崎さん、現場の中学生にあなた様の声、使わせていただきます。中日新聞さんも許して下さい。
※写真と本文は関係ありません。