学校日記

平成28年度 全国学力・学習状況調査の結果・考察について

公開日
2016/10/28
更新日
2016/10/28

校長メッセージ

 4月19日に実施しました全国学力・学習状況調査(3年生対象)について分析をしました。3年生の保護者の皆様には昨日、プリントで配付をさせていただきました。

 他学年の保護者の皆様にも、本校の学力の傾向や課題をご理解していただくと大変ありがたいです。

□ 生活に関する調査結果(生徒質問紙調査結果より)

 平日に家庭学習を2時間以上行う生徒は、全国平均と比べてよりも12.4%も多い結果でした。また、「家で、宿題をしていますか」という質問に対して、「している」と答える生徒は、全国平均より24.5%も多い結果であったことからも、家庭学習にしっかり取り組んでいることが分かりました。

 「友達との約束を守っている」「友達の話を最後まで聞く」という生徒は、全国平均よりも10%以上も多いことから、周囲の仲間と良好な関係を築くよう努力している様子がうかがえました。
 
 「地域社会などでボランティア活動に参加したことがある」と答える生徒が全国平均よりも23.5%も多い一方、「家の手伝いをしていますか」という質問に対して、「している」と答える生徒が全国平均より12.8%少ないという結果でした。

 「友達の前で自分の考えや意見を発表することが得意である」「難しいことでも、失敗を恐れず挑戦する」と答える生徒が少ないことから、積極性や自主性を育てていくことが課題として浮かび上がりました。

□ 教科に関する調査結果
(1)国語科
 知識に関する問題、活用に関する問題ともに、正答率は全国平均をやや上回りました。文脈に即して漢字を書いたり読んだりする問題では、全国平均を上回るものが多く、基礎的な言葉の知識がよく身に付いています。
 登場人物の言動の意味を理解したり、複数の会話文から話し手の意図を読み取ったりする問題の正答率が全国平均を下回るものがあり、論理的に整理してまとめる力を付けることが課題であることが分かりました。

 今後は、様々な資料や物語の構成を適切に理解し、根拠を明確にして自分の考えを話したり、書いたりする学習に積極的に取り組んでいきます。

(2)数学科 
 全体の正答率は、知識に関する問題も活用に関する問題も、ほとんどの領域で全国平均と比べて高いという結果でした。  
 「数と式」「図形」の問題は正答率が高く、「関数」「資料の活用」の問題は正答率が低い傾向がありました。全体として、具体的な数を計算する問題の正答率が高く、文章表現で説明する問題の正答率が低い傾向が分かりました。

 今後の課題として、答えを導くまでの過程で自分の考えをもつことを重視し、答えや根拠を説明するような取組を増やしていきます。