学校日記

あいち木づかい出前講座 5年

公開日
2009/12/02
更新日
2009/12/02

5年

12月2日。尾張農林水産事務所林務課林政・普及指導・緑化グループの2人の方に講師をお願いし、「あいち木づかい出前講座」を行いました。最初は“森の話”…
皆さんのまわりで木を使っているものは、何がありますか。身近なところで木が使われているのです。森林は水をきれいにしてくれます。広葉樹林では1時間に272mm、針葉樹林では1時間に246mm、水が浸み込んでいきます。実は、森林の土はスポンジのようなふかふかな土です。木々の下には、草や笹、シダが生え、さらにその下には落葉が積もっていて、生きものが成長する場所ともなっています。山の土は、水が浸み込みやすく、水は、土の中を通る際に空気中のホコリがこし取られ、きれいになっていくのです。
森林は、緑のダムです。山の土が水を浸み込み、調整作用をしてくれているのです。日本の国土の半分以上が森林です。これを森林率といい、66%。そして、人の手で育てられている人工林率は41%。自分が植えた木を世話し、切るまでには80年程の時間がかかるのです。植栽して、下草刈り・つる切り後、10年目に除伐、そして枝打ちは15〜20年目と続くのです。……実際に作業で使われている下刈りがまやナタ、チェーンソーを見せていただきました。
講義の後は、松笠、どんぐり、枝などの使った作品を仕上げました。自然の材料を手にすると、楽しい想像・創造の世界が広がります。