わすれ物 4年
- 公開日
- 2010/02/26
- 更新日
- 2010/02/26
4年
2月26日。“さて、ぼくはどんな気持ちになったのだろうね。”
ぼくは、どきっとして教室を見回した。でも、だれも忘れた様子はない。先生は、うれしそうに、「今日は、だれも忘れていないようですね。とてもよいことですね。」とおっしゃって、授業を始めてしまった。ぼくは、ますますどきどきした。「どうしよう。今さら忘れたなんて言えないぞ…。こうなったら忘れたことを隠すしかない。一番後ろの席だし、ばれないさ。」<『あかるい こころ 4年』(愛知県小中学校長会 編集)より>
本時の道徳では、自分を偽ることなく、誠実に行動しようとする心情を育てたいと考え、子どもたちの心に問いかけます。子どもたちは、自分の価値観をもって発言します。友だちの発言を聞き合う中で、多様な価値観のあることに気付いていきます。話し合いを通して、徐々に人間としてのよりよく生きていくための力、道徳的実践力を身に付けていくことができるのです。ご家庭でも、このお話の続きを想像してみてください。
国語は、「ごんぎつね」の学習を終え、本の帯を作る活動を始めています。算数は、「面や辺の平行と垂直」の関係を見つける学習です。