卒業式 ー校長式辞ー
- 公開日
- 2020/03/19
- 更新日
- 2020/03/19
校長日記
卒業式での校長式辞を紹介します。
====================
式 辞
様々な困難を乗り越え、第七十三回卒業生として、巣立ちの日を迎えられた百五十名の皆さん、卒業おめでとう。
保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。このような状況だからこそ、こうして、一生に一度しかない、小学校卒業という我が子の晴れ姿を目の前にし、その喜びはひとしおと存じます。
さて、卒業生の皆さん。
皆さんは、この六年間、勉強や運動に励み、心と体を鍛えてきました。特に、皆さんと出会ってからのこの一年は、平和について学ぶ姿や、平和を願う学習発表会などから、多くの感動をもらいました。
そんな皆さんに、私の尊敬する人物を紹介します。
ジョン・レノンという人です。卒業のはなむけに、平和を求め続けたジョン・レノンの「イマジン」という曲を皆さんに送ります。
本当は、昨日行われるはずだった6年生修了式の中で、皆さんに送る予定でした。
卒業アルバムの中の記念文集にも、私からの贈る言葉として、「イマジン」のことが書いてあります。あの原稿を書いた昨年の十二月には、まさかこのような事態になるとは、想像もしていませんでした。
今日は修了式とは違い、保護者の皆様や先生方もお見えですので、少々恥ずかしいのですが、このような状況だからこそ、勇気を出して平和の歌を、平和を学んだ皆さんに送ります。
最後になりましたが、今日家へ帰ったら、ぜひ家族の皆さんに、感謝の気持ちを伝えてください。
また、本日はご臨席頂けませんでしたが、地域にお住まいのたくさんの方が、皆さんの卒業を祝ってくれていることを、忘れないでください。
平和な毎日の中で、皆さんが幸せな人生を歩んでいくことを祈り、式辞といたします。
令和二年三月十九日
江南市立布袋小学校長 早 川 浩 史