【校長日記】 金融経済教育研究会
- 公開日
- 2015/06/21
- 更新日
- 2015/06/21
校長日記
昨日は、もう一つありました。
以前にも紹介した、金融経済教育研究会です。
2人の講師の方をお招きするのですが、私は、一人目の方のみ参加しました。
講師は、株式会社デンソーの人事部長 山内 啓市 氏です。
前半は、デンソーという会社の紹介。
後半は、会社として何を目指しているのか、
そしてメインが、どんな人材を育成しようとしているのか です。
教員として、また、管理職としてとても興味深い話でした。
これまでの会社の研修は、先人が過去から培った知見を次世代に伝える やり方でした。
即ち、先輩の話を聴くのです。
しかし、問題がありました。
講義形式では、睡眠の時よりも、脳波が動かないそうなのです。
そうです。今時、大学でも講義形式の授業は減りました。
私もいろいろなところで講師を務めますが、必ず模擬授業形式、即ち参加型にします。
朝礼でも、「まわりの人と話し合ってごらん」というのはそのためです。
山内氏は、「世の中が国際化、高速化、高度化し、1人の先輩が教えられることではない。
」「自ら学び、自ら考え続ける人材になるための働きかけ、刺激を与えることしかできない」 と言われました。
その通りでしょう。
言われたことをきちっとやることも大切ですが、それでは会社は伸びていきません。
目的のために、何が必要か、何をすればよいのか考える、すなわち参画できる人材を育成しようとしているのです。
そのための手だてを紹介していただきました。
そのエッセンスが、「成長できる個人づくり」「支え合うチームづくり」「挑戦する風土づくり」 です。
学校も同じです。
異業種の人の話を聴くのは、いつも勉強になります。