【校長日記】 勉強とは理解すること
- 公開日
- 2015/06/25
- 更新日
- 2015/06/25
今日の布袋小
朝、産経ニュースを見ていたら笑ってしまいました。
以下、引用です。
−−−−−−−引用はじめ−−−−−−
一方で、上海の大学教授があるとき、「北東アジアの情勢はドラえもんの登場人物に似ている」と冗談めかして話してくれたことがある。
「中国はジャイアン」
日本への留学経験があるその教授は、「主人公ののび太を日本とすればガキ大将のジャイアンはさしずめ中国。ジャイアンの手下としてのび太に嫌がらせするスネ夫は韓国」とみる。
さらに「しずかちゃんは台湾で、ドラえもんは米国だろうか。ジャイアンは虎視眈(たん)々(たん)としずかちゃんを狙っているから、のび太とドラえもんにがんばってもらわないとね」と笑った。
−−−−−−−引用終わり−−−−−−
引用元
http://www.sankei.com/premium/news/150624/prm1506240004-n3.html
内容の是非はともかく、「うまいな〜」というのが読後の感想です。
比喩とは、類似または関係する他の物事を借りて表現することです。
簡単に言うと、誰もが知っているシンプルなものに置き換えることです。
日本はのび太。そうかもしれません。
このシンプルが大切です。
私は、社会科教師なので、よくこんなことを言われます。
「歴史は、覚えることが多いからいやだ」
もちろん、基本的な知識は必要です。
しかし、それ以上に大切なのは、流れを理解することです。
その流れとは、シンプルな方がより理解しやすいのです。
例えば、「日本人はかつて住む場所を変えながら狩りや漁の暮らしをしていたけど、米が伝わって住む場所が決まってきたんだ。前を縄文時代、後を弥生時代というんだよ」
こういった歴史の流れをシンプルに表現したのが、マンガの歴史本です。
イメージから入ることもできるので、歴史の流れをつかむには最適です。繰り返し読むと、知識もそこそこ定着します。
勉強は暗記することではありません。
理解することです。
覚えることはその後でいいのです。
まずは、理解しましょう。