【校長日記】 学びの小中連携
- 公開日
- 2015/06/30
- 更新日
- 2015/06/30
校長日記
本日、布袋中学校区の3校の校長で、宮田中学校を視察しました。
もともと、布袋中学校区は、小中連携の研究を最初に始めた地区です。
中学生が布袋小学校で英語交流をしたり、吹奏楽部と金管クラブが合同で演奏したりと、交流を続けてきました。
その後、宮田中学校区の3校(宮田中学校、宮田小学校、藤里小学校)で、学びの小中連携、すなわち、授業規律を小中でそろえる研究を行い成果を出しました。
布袋中学校区の3校は、授業規律の面でもそろえられるところはそろえていこうと、先進校の宮田中学校を訪問したのです。
発想は、岐阜市の研修校です。
中学校5校・小学校4校が、同じような授業スタイルでやっていることに気付きました。
尋ねてみると、かつてはそうではなかったそうです。
ほぼ共通した小学校で学んだ授業の約束を一度白紙に戻して、それぞれの教師のルールで指導していました。生徒は、教科ごとにスタイルを変えなければなりません。生徒指導上、なかなか落ち着かなかったそうです。
それを、中学校が小学校にそろえたところ、劇的に変わったのです。
子どもの立場で考えれば、小学校でやってきたことをそのままやればよいので不安がありません。
中学校としても、指導の手間が省け、その分、授業内容(教材研究)に集中することができます。
基本は、「話す人を見て聞く。聞く人を見て話す。」
これは、布袋中学校区3校でも、これまで行われてきたことです。
「いただきます」の時に手を合わせることと同じレベルですが、これを基本に考えています。
夢は、子ども会やコミュニティスポーツ祭でも同じルールで適用できること。
学校で学んだことが、社会で使えることです。
今後も話し合いを続けていきます。