【校長日記】 色丹島訪問記 −11−
- 公開日
- 2015/07/29
- 更新日
- 2015/07/29
校長日記
平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告11回目です。
8月2日20時より始まった船内研修会・外務省欧州局ロシア課課長補佐の杉浦氏の話を紹介しています。
あと2枚ご覧ください。
写真上は、今後の対露外交の基本方針です。
良好な関係を築くことが、互いの国益にかなうのです。
しかし、ロシアが欧米と対立している中で、日本だけが接近しすぎるのはどうかという考えもあるので難しいところです。
写真中は、注目の資料です。
北方四島の年齢構成で、働ける人口(労働人口)の割合が、本土や樺太より高いのです。
それは、給料が高いからでは?ということでした。
確かに、給料は大陸の2倍と聞いたことがあります。
なぜか?
そこにはロシアの施策があるのです。
あの北海道東方沖地震で、北方四島の人口がかなり減少しました。
そこで、給料を上げて移住者を増やし、島の人口増加につなげたいのです。
それにより、実効支配を印象づけたいのです。
ただし、リタイアすると、多くの人は本土に戻ってしまうので、働ける人口の割合が高いのです。
このあと、「北方領土に関する教育上の取り扱いについて」、文部科学省初等中等教育局長教育課程課課長補佐の千々岩氏より話がありました。(写真下)
学習指導要領のなかでは、北方領土について教えることになっているという話でした。
さすがに、あの揺れの中で、ご飯をおかわりをしただけのことはありました。