学校日記

【校長日記】 どまつりへの思い

公開日
2015/09/07
更新日
2015/09/07

校長日記

 今年も8月28日から3日間、にっぽんど真ん中祭り (どまつり)が開かれました。
 私は、第2回からずっと応援をしています。16年連続です。
 今も、ブログ「あなたも社楽人」でも、毎日、私が撮影した入賞チームの演舞を紹介しています。
 http://blog.goo.ne.jp/syaraku0812
 なぜ、私はこれほどどまつりを応援しているのでしょうか?

 布袋中学校に勤務していた頃、進路指導の研究指定がきました。
 布袋中学校は、以前にもご紹介したとおり、職場訪問や職業体験、修学旅行での東京職場訪問など、全国でも最先端を走っていました。大げさにいうと、文部科学省をはじめ、日本全国が布袋中学校に倣ったのです。
 人生80年を視野に、進路指導を「生き方指導」ととらえ、「ふれる・見つめる・考える」 というキーワードでまとめました。
 いろいろな人にふれていろいろな生き方を知る、自分をじっくりと見る、そして、自分の進路を考える。シンプルな理論ですが、実際その通りですよね。
 これを、ステップを踏んで、授業の中でやってきました。

 しかし、どうしても弱点があったのです。
 それを、その当時の丹羽威光校長先生には見抜かれていました。

 若者です。

 小学校を卒業してから、結婚して世帯をもつまで、心理的に地域から離れてしまうのです。生き方指導が途切れてしまうのです。地域のお祭りでも、小学生までは参加するけど、それ以後は抜けることが多いですよね。(ボーイスカウトや青年会議所のみなさんは別として・・・) 

 私は、平成13年から大口町の生涯学習課に勤務して、いかに若者を地域で活躍させるかを考えていました。そこでみつけたのが「よさこい」 なのです。

 どまつりを始めた水野孝一さん は、大学1年の時、北海道の“YOSAKOIソーラン祭り”に出会い、翌年には踊り手として参加しました。
 「名古屋でもこんな祭りを作りたい!」という思いから、大学4年生の時に、「にっぽんど真ん中祭り」実行委員会を結成したのです。
 当時の松原市長を口説くために、行きつけの理容店を探し出し、その椅子の両側を占拠した話は驚きでした。
 大口町や江南市でも講演をしていただきました。宮田中学校で、よさこいチームが出来たのもそのためです。
 大口町では、「あさぎ」が育ちました。
 その他、多くの若者が参加し、街おこしに貢献しています。
 今では、よさこいに参加する多くの若者が、地域のイベントに協力しています。

 「今の若い子は捨てたもんじゃないな」

 そう思っています。

 写真は、上からどまつり大賞の笑”、準大賞の夜宵、kaguraです。

 水野さんについては次をご覧ください。
 http://www.ask-net.org/skn/007.html