学校日記

【校長日記】 成人の日

公開日
2016/01/11
更新日
2016/01/11

校長日記

今日は成人の日。

江南市では、昨日成人式が行われました。
大きな混乱もなく進行したと聞いています。

成人の日は、法律で規定されています。
国民の祝日に関する法律 (祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)
第2条「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」

もともとは、元服の儀が行われていたとされる小正月の1月15日でしたが、第2月曜日に変えられました。ご記憶の方も多いと思います。

この「おとな」を、日本では20歳としています。
世界ではどうなのでしょうか?

下の表を見てください。
出典は http://allabout.co.jp/gm/gc/293201/ 

主流は18歳です。
発展途上国では、14歳、16歳の国もあります。
かつて、日本が14歳であったように、教育期間の終了 → 労働要員 → おとな という構図なのです。
大学進学がさらに一般化すると、22歳成人もあり得たかもしれません。

西欧での成人年齢は、かつては20歳代でした。
40〜50年前に18歳に引き下げています。
その理由の多くは、学生運動で選挙権を要求したこと、そして兵役の義務が18歳からだったことです。

日本は、学生運動もなければ、兵役の義務があるわけでもありません。
今回の変更は、単に世界の情勢に合わたにすぎません。
18歳選挙権も含めて、「おとな」とは?
考えてみる必要を感じます。