学校日記

【校長日記】 木曽川うかい 鵜舎視察

公開日
2016/01/27
更新日
2016/01/27

校長日記

  • 1405221.jpg
  • 1405222.jpg
  • 1405223.jpg

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/blog_img/60423377?tm=20250203120257

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/blog_img/60447888?tm=20250203120257

https://konan.schoolweb.ne.jp/2310019/blog_img/60459103?tm=20250203120257

昨日、1300年の伝統を誇る木曽川うかいの鵜を飼育する鵜舎を視察してきました。

来週、県下各地の社会科教師による社会見学を行います。その下見とあいさつを兼ねてのものです。

モンキーパークの裏手に鵜舎がありました。(写真上)
鵜を繋ぐ縄が置いてありました。もちろん本物です。
腰蓑(みの)や籠(かご)も、鵜匠さん達による手作りです。(写真中)
現役の鵜匠さんは、現在3人です。
エサ場兼運動場の水槽が2つありました。
エサはホッケやタラ。保管のための冷蔵庫もありました。

鵜は、現在51羽。
すべて、茨城県から購入したものです。保護のために、複雑な手続きがあるそうです。
しばらくは、1羽ずつ籠に入れて環境に慣れさせます。
3年ほど経つと、鵜飼いで使えるようになるそうです。

鵜飼いでは、鵜飼い船一艘につき、10羽の鵜が活躍します。
薪はアカマツしか明るく燃えません。他の木材ではいけないのです。

写真下をご覧ください。
どちらかがエースの鵜です。
鵜飼いの最後の披露で、船の先端に堂々と立つ鳥です。
そして、どちらかがその他の鵜です。後ろをついて行く鳥です。
どちらがエースチームかわかりますか?

明らかですね。

写真上のエースチームは、私が近寄っても動揺しません。堂々たる風格を感じます。とても静かです。

もう一つのチームは、騒々しく、落ち着きません。
突き合っている鵜もいます。
その差は歴然。

どこからこの差は生まれるのでしょうか?

即答でした。

「素質です。」

茨城から運ばれてきた時から、堂々としているもの、そうでないもの
がわかるそうです。
なかには、サボってばかりの鵜もいるそうです。

教育に関わる者として、興味深いお話でした。
この話は、いつかの朝礼で伝えます。

それにしても、鵜は美しい!
目はエメラルドのようでした。
機会があれば、一度近くで見てください。

木曽川うかいは、6月1日10月15日まで行われます。
詳しくは http://kisogawa-ukai.jp/