「尊きいのち みつめて」の感想を紹介します−2−
- 公開日
- 2016/01/27
- 更新日
- 2016/01/27
学校行事
平成27年度 第2回学校保健安全委員会 佐藤逸代先生の講演を聴いた児童の感想を紹介します。
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私は、佐藤さんの話を聞いていろいろなことを感じました。
私は、これまで佐藤さんのように、まさか自分の家族が交通事故・事件にまきこまれて亡くなってしまうなんて考えられないし、まさかね、と思っていました。でも、私自身も家族も、100%安全とは限らないし、自分を守れるのは自分しかいないんだと改めて思いました。
でも佐藤さんは、家族は家族でも、大切に大切にしていた娘さんを亡くされています。もしも私が佐藤さんの立場なら、すっごく自分を責めてしまうし、悲しいというよりも、事故を起こした人への怒り、憎しみの方が強いと思います。体験していない私がそう思うのだから、本当に体験した佐藤さんの複雑な気持ちはすさまじいと思います。
でも、この有希さんの死をムダにすることなく、たくさんの人に「命の大切さ」を広めている佐藤さんはすごいなと思います。私なら、悲しみから立ち直れずに、完全に心を閉ざしてしまうと思います。もちろん、それは、佐藤さんが悲しんでいないというわけではなく、悲しんで悲しみのその先へたどり着いたからこそ、今の佐藤さんにつながっているのではないのかなと思います。そして私は、有希さんがこの世界で生きることはもうないけれど、佐藤さんや話を聞いた私たちの心の中で生き続けると思います。
最近は、みんな簡単に「死ぬ」とか「死ね」という言葉を使うけど、一人一人が死ぬと言うことは、とてもたくさんの人が苦しむということだともっとたくさんの人に広めていったら、事故・事件で亡くなる人は減ると思います。
(5年生女子)