名曲「旅立ちの日に」はどうやって生まれたのか・・・
- 公開日
- 2016/02/19
- 更新日
- 2016/02/19
今日の布袋小
6時間目にも、6年生が片山先生のご指導を受けて「旅たちの日に」を練習しています。
名曲「旅立ちの日に」は、中学校の校長先生と音楽の先生が作った曲です。
埼玉県秩父市立影森中学校に赴任した小嶋 登校長先生は、荒れていた学校を合唱の力で立て直そうとしました。
音楽の坂本先生といっしょに努力を続けた結果、生徒の声も出るようになり、学校は徐々に立ち直っていきました。
小嶋校長先生の最後の年、坂本先生は生徒にプレゼントしようと、オリジナル曲を作ることを考えました。
そして、小嶋校長先生に作詞を依頼したのです。
坂本先生がその歌詞に曲をつけて、「3年生を送る会」で教職員が卒業生に歌ったのです。
小嶋校長先生がこの曲をみんなで歌ったのは、このときだけでした。
翌年も影森中学校ではこの曲が歌われました。
これが、徐々に秩父市内の小中学校でも歌われるようになりました。
それを聴いた『マイバラード』の作曲者、松井 孝夫さん。当時は、東京都の中学校教諭でした。彼が混声三部合唱へ編曲をしたものが教育雑誌に取りあげられたのです。
そこで一気に全国に広がりました。
今や、日本で最も歌われるな卒業ソングになりましたが、歌詞はたった一晩で書き上げられ、曲も15分ぐらいで作られた、3年生を送る会の余興の曲だったのです。
名曲の裏には、ドラマがあったのです。
さて、どんな「旅立ちの日に」になるのか、卒業式当日をお楽しみに・・・・。