【校長日記】 ピアノの調律師
- 公開日
- 2016/02/22
- 更新日
- 2016/02/23
校長日記
今日は、ピアノの調律をお願いしました。
2つの音楽室に各1台、体育館にも1台あります。
しばらく、調律の様子を見学していました。
私は、もう一つ職業を選べるとしたら、「ピアノ調律師」はその候補のひとつ。あこがれの職業です。
それもあり、年末、12月23日に放送されたNHKBS1「もうひとつのショパンコンクール〜ピアノ調律師たちの闘い〜」には惹きつけられました。
その一部を紹介します。
若手ピアニストのコンテストとしてもっとも有名なショパンコンクール。
そのショパンコンクールでは、ピアノが4台準備されます。
出場者は、事前に試し引きをし、本番で使用するピアノを選択できるのです。(私はそんなことも知りませんでした。)
その4台とは、スタインウェイ、ヤマハ、カワイ、ファツィオリ。
4台中、2台が日本製というのもすごいし、何と、ファツィオリの調律師も日本人。
すなわち、4台中、3台が日本人調律師なのです。
カワイは重低音がすばらしく『カワイトーン』と呼ばれるほど有名。
また、ファイナリスト10人中、7人が3次予選でヤマハを選択しました。
ファツィオリを選んだ人は一人だけ。日本人調律師・越智さんは、その人のために懸命の調律をします。その調律場面がすごい!ニーズに応えるために、鍵盤ごと入れ替えた場面も。
ファツィオリは、木製フレームでショパン当時の音の柔らかさを強調したのですが、現代のピアニストや聴衆はメリハリのあるダイナミックな音を望んでいるのでしょうか。なかなか選ばれません。
サンソン・フランソワのドビュッシーとかなら合ったのかもしれませんが・・・。そんなところにも、ピアノの音色も流行があるのでしょう。
調律師の熱い闘いには心を打たれました。
番組サイトのアドレスです。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/1623425/